キャリアデザイン
今回は、2019年4月21日に実施した「作業療法を学術的に考え・実践する勉強会」の中で行った「キャリアデザイン」について報告をさせて頂きます。
この勉強会のコンセプトは以前掲載した「挫折、同志、きっかけの場」をご覧ください。
目次
- [なぜ、キャリアデザイン?]
- [自分のキャリアデザインを考える]
- [考えることから何に繋がる?]
1、なぜ、キャリアデザイン?
みなさんは、キャリアデザインについて考えたことはあるでしょうか?
僕は正直、あまり考えたことがなかったです。
そもそもキャリアデザインとは何か?
「キャリアデザイン」とは、自分の職業人生を自らの手で主体的に構想・設計=デザインすることです。自分の経験やスキル、性格、ライフスタイルなどを考慮した上で、実際の労働市場の状況なども勘案しながら、仕事を通じて実現したい将来像やそれに近づくプロセスを明確にすることが、キャリアデザインの要諦です。
と言われています。
要するに、自らの将来像を実現できるようにデザインしていく事なんですね。
先に述べたように新米のころの僕は、
作業療法士として、目の前のお子さんに関われること、クライアントの方々に貢献できるだけで満足していました。
医療従事者を目指す、療法士を目指すかたの多くは世のため、人のためにと思ってその仕事を目指す方々が多いように感じています。
それ加え、養成校時代では、作業療法士になってからのキャリアについての話は特になく、社会人としての知識も乏しかったと思います。
そんな中、働いていると自分のことや周囲のことなどいろんな変化があります。
僕もまた、同じです。
気づいたら、そんな年齢なんでしょうねwww
そこで、今回の勉強会では「キャリアデザイン」をテーマにしました。
僕たち世代だけでなく、若手のセラピストも早くからこの視点を持ってほしいと思い企画しました。
2、自分のキャリアデザインを考える
さて、遅咲きのキャリアデザインを計画したわけですが、
思い返すと4年ぐらい前にも一度、上司の進めで考えたことがありました。
どれどれ…
いろいろ散乱していました。恥ずかしいwww
技術や知識など作業療法士としての目標が多く上がっていましたね。
そんなこんなで
いろんなブログや本も読みながら、方眼ノート術による情報の整理を行いました。
こんな感じでまとまりました。
期間なども考えましたが、それは割愛で。
大きく考えて
「家族のこと」
「仕事に対する信念」
「OTに挫折しないための教育」
「当事者の方々(こともも親も)への支援」
が出てきました。
作業療法士としての自分以外の部分に目が向いているなと気づきました。
また、作業療法士としての理想だけでなく、家族を支えるために働くという意味もあります。
個人的には、ここも大事なことだと思っています。
お金は大切です。汚いモノではないと思います。
しっかりここと向き合っていくことも家庭でも職場でも大切な視点だと気づきました。
参考までに僕が読んだ本です
「20代で知っておきたいお金のこと:岡村 聡」
「生き方:稲盛 和夫」
などです。
ご興味あれば読んでみて下さい。
3、考えることで何に繋がる?
今回、棒も含め若手の参加者さんにもキャリアデザインを考えてもらいました。
これを通して何に繋がったか?
参加者さんからは
「考えていたワクワクしました」
「〇〇歳までにこうなりたいと思いました」
「自分の状況が変わると、いろいろ変わりますね」
「研究をして、論文にその証拠を残して伝えていきたい」
「急性期での作業療法を極めたい」
と十人十色で、多くの発見があったようです。
それは僕も先に述べたように同じです。
日々の仕事の中で、一生懸命働いでいる
それだけで満足しているかもしれません。
でも、人生はあっという間です。
限られた時間の中で、目指すべき将来をデザインしていくことは、
自分や家族、組織、また目の前のクライアントさんにも結果として大きなGIFTを送れるのではないかと思います。
おわりに
今回は、だらだらとですが以上になります。
僕もそうしたかったように、
早くから、将来をデザインして、途切れず、突き進んでいって欲しいです。
そのためには、ぜひ、本や人からの話を聞きながら、考える機会を持っていくとよいのかなぁと思いました。
でわでわ♪