butasan-ot’s diary

当事者と作業療法(OT)の視点で少しでもお役に立てることを届けていきます。

障害があってもなんとかなる

年末の忙しさからブログを更新できていなかった

という、言い訳をしてみたいもので、

ただ、単に更新できていなかっただけです笑

 

さて、僕の障害特性に一つに眼振という症状があります。

それでも、なんとか生活できています。

 

今回は、僕の障害当事者として生活する中で、

障害があっても生活ができるとは何か?

について思ったことを書いてみたいと思います。

 

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 1.眼振とは?

そもそも、眼振とは…?

いわゆる、眼球の揺れです。

眼振とは、眼球がけいれんしたように動いたり揺れたりすることの医学的な名称です。無意識で規則的にリズミカルに動いたり、振り子のように往復運動がおこったりします。眼の動きを上手にコントロールできない場合に起こり、両眼にみられることが原則です。眼振はさまざまな原因でおこります。

眼振 | 日本弱視斜視学会 より引用

 

僕の場合は、軽度の眼振が両眼で見られています。

また、左右差があり、右眼球の方がやや目立ちます。

客観的に見ると眼球は揺れています。

 

一方、主観的には視覚情報が揺れている感覚はないです。

ただ、右眼で注視(対象物を見ようとする)しようとすると

左よりも右眼の方が眼球を固定しにくく、眼を端に移動させ、固定して見るような方法を取りやすいなぁと自己解釈しています。

 

2. 眼振があると生活ができないのか? 

結論から言ってしまえば

僕の場合は「生活できる」です。

 

障害、身体の機能低下、未発達があっても、

障害(ハンディ)を抱えた身体で、環境や行いたい作業に適応しようと

いろんな方法を駆使してできるようになります。

 

僕の場合は、左目を優位に使う(単眼視)ことや右眼を中央ではなく、眼の端で固定する(固定視)方法で「見る」ことを獲得したと思います。

 

その分、斜視が出てたり、両眼で見る(両眼視)ことが苦手であり、遠近感が弱いなどの困り感も出ています。

 

まぁ、それをまた違った方法で補う(代償)ようにしています。

 

このような感じで、僕の場合は

眼振という障害があっても生活がなんとかできているということなのです。

 

 3. いろいろな工夫をしてみるのが大事

障害の特性や程度で、工夫の仕方は変わってくると思います。

 

大事なのは

・何をできるようにしたいか?

・やりやすくしたいか?

という「目的」を整理し、

・道具や周囲の配置や高さなど環境の工夫

・手順や行う範囲、やり方を変えるなど作業の方法の工夫

などで、困っていることができるようになったり、少しやりやすくなったりする場合があります。

 

僕は、作業療法士という仕事をしており、このような視点で障害などハンディを抱えている対象者の方にとって必要とする作業の支援しています。

 

ぜひ、身体か良くならないとダメと思わずに、

環境や作業の工夫にも目を向けることで、生活がしやすくなるかもしれません。

 

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障害があるから生活できないということは

必ずしも、そうだは言えないと思います。

 

 まとめ

いろんな障害特性やその態度がありますが、

障害がある ≠ 生活やその作業ができない

かなと思います。

 

でも、障害当事者が大変なのは大なり小なり大変だと感じています。

 

ですので、周囲の方は

そのことにも思いを巡らせて、

大変な時にぜひ、手を差し伸べて欲しいと思います。

 

最後に

綺麗事かもしれませんが、障害当事者の方が

些細なことでもいいと思います、ぜひ、日々の中で何かにチャレンジして頂けるきっかけになれば幸いです。

 

それでは