butasan-ot’s diary

当事者と作業療法(OT)の視点で少しでもお役に立てることを届けていきます。

2021年を振り返る

2021年も残すところあと少し

 

去年は大晦日に出勤、

帰りの電車内(グリーン車)で振り返りの記事を書いていた。

車窓からの景色はとてもいい時間でした。

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2021年は色々と

はじまり

の1年でした。

 

今年も簡単にですが、自分の健忘録も兼ねて2021年の振り返りを書いていこうと思います。

 

1.念願の小児部への配属

2020年4月、

僕は県の中核となるリハビリテーションセンターに転職しました。

 

目的としては…

・小児リハビリテーションをより専門的な機関で行いたい

・臨床研究にも力を入れていきたい

・中核施設から子どもたちへの社会貢献をしていきたい

など、自身のキャリアアップとライフワークを考えていたからです。

 

しかし、

初年度はまさかの成人部門への配属(笑)

 

配属されてしまったのだから仕方ないと思い、今いる環境で最善を尽くしてきました。

その間に、自分が小児リハビリテーションにできる活動をしつつ、

「来年は小児部門へお願いします!」

と懇願していました。

 

その甲斐があってか、

今年の4月より、念願の小児部門へ配属となりました。

しかも、外来担当の主任として。荷が重い(笑)

まぁでも、本当にうれしい。

 

小児部門へ移ってからは、一から業務を必死で覚えつつ

・研究活動

・外来改革

・科内研修

・科内運営

などに携わらせてもらいました。

 

改めて分かったことは

・小児の高次脳機能障害

・小児の摂食嚥下

・少ない頻度でどう結果を出すか?(多くても月1回からになってしまう)

について、評価や支援の引き出しが少ないこと。これは今後の課題です。

 

今の、現状が自分の意向と合致しないことは人生の中で多くあると思います。

それでも、未来を見据えて、置かれた場所で一生懸命花を咲かせることで

いつかは、思い描く未来に近づいていけると思えました。

 

2.当事者支援者としての活動

昨年より、湘南医療大学 田島明子 先生方と一緒に当事者支援者による

「わたしたちが当事者だったころ」

という活動を立ち上げました。

 

田島明子 先生について

twitter.com

 

わたころについてはコチラのnoteをご覧ください。

note.com

 

そして、今年は本格的に活動が開始となり

4月と12月にイベントも開催できました。

 

内容としては

4月:「臨床作業療法NOVA発刊記念イベント」

12月:一般社団法人子どもの声からはじめよう代表 川瀬信一 先生による当事者支援者についてのお話

 

なお、イベント記録などもわたころのnoteに記事が掲載されていますので

お時間があればご覧ください。

 

川瀬信一 先生について

twitter.com

 

今まで、自分の先天性白内障という障害がマイナスの側面であると感じることが多かったですが、

このような活動を通して、自分の特性が他者にとって何かしらの貢献ができることを経験でき、

特性の活かし方でいくらでもプラスの側面にもできるなと感じられるようになりました。

それでも、自分の障害のことで現実を見て、落ち込んだりしますけどね(笑)

 

やはり、同じような境遇の方々との出会いは貴重です。

ぜひ、身近にある人たちとの出会いを大切にしてください。

 

3.執筆活動

昨年は、

学術誌 作業療法の論文公開に加え、作業療法ジャーナルの学会印象記や臨床作業療法NOVAへの分担執筆のお仕事を頂きました。

 

人生において自分の文章を残すことが起こるとは思いませんでした。

それが誰かの手元に届き、お役に立てているのであれば幸いです。

 

一方で、

情報を正しく表現すること、事実を超えた過剰な言葉になっていないかなどライティングの難しさを痛感しました。

ここは正直、文章を書かないと身についていかないと思いますので

引き続き、精進していきたいと思います。

 

それぞれの論文、書籍については以下ご覧ください。

 

学術誌 作業療法「青年期における二分脊椎症児に対し短期入院作業療法により生活行為に変化が認められた事例」www.jstage.jst.go.jp

 

作業療法ジャーナル.com/ 2021年 02 月号 [雑誌 www.amazon.co.jp

 

Platinum TEXT Library 臨床作業療法NOVA 2021年03月号 (「当事者」と作業療法

www.amazon.co.jp

 

4.研究活動

2021年、新年早々に

東京工科大学の友利幸之介 先生がオンラインで主催する友利ゼミの募集があり、不安はありましたが

・やってしまえ精神

・one action

をモットーに参加させて頂きました。

 

友利幸之介 先生について

twitter.com

 

研究は正直、苦手意識は高く、統計や論文(特に英語論文)など本当に分からなかったです。

それでも、毎月個別に指導を頂きながら、

・臨床疑問から研究疑問の生成

・論文の読み込み

・研究計画の立案と研究計画書の作成

など、亀の歩みではありますが、データ収集まで進んできております。

 

また、外部の作業療法士の方々とAssistive Technology等に関する研究チームにも参加させてもらっています。

 

チームの皆さんは、おそらく僕よりも若い方が多いのに知識や考えも豊富です。

付いていくのに必死ですが、

一緒に活動していて、とても勉強になり刺激を受ける日々です。

 

その流れで初の海外開催の国際学会にもエントリーさせて頂きました。

これは結果がどうなるかはまだ先ですが、

英語でAbstractを書いたこと、質的研究でまとめたこと経験は今後に生きていきそうです。

そう思いたい(笑)

 

その他にもセンターでも英語論文の文献抄読会が月一で行うようになり

学術的な視点に触れる機会が加速した1年でした。

僕は不器用ですので、やはり数を熟すことは必要な経験ですね。

 

まとめ

書いていたらきりがないので、そろそろおしまいにします(笑)

 

SNSなどを通じた、遠く離れた方々との出会い交流、そこからの新たな活動

読書による知識や感性のアップデート

今までの活動の継続

 

去年よりも成長できただろうか?

 

あ。キャパオーバーが若干あるときがあったので少し手放していくこともしないとな。

 

ちなみに、

2年ほど前にたてた目標の年収アップは無事に達成できた。

これも我が家にとっては大事なことです。

 

2022年の目標は…

①学会発表の再開

②研究の完遂(2つ)

③論文投稿

④センター業務の自立と業務整備(事務作業と臨床業務)

⑤小児の高次脳機能障害と摂食嚥下の知識と実践を身に着ける

⑥自分の持っている内外の仕事の適正化

⑦事例登録採択(2021年末達成 ※結果待ち)

⑧認定OTの取得(2021年未達成)

⑨会いたい人たちと会う

⑩乗りたい電車に乗る

 

とまぁ、こんな感じかな。欲張りだな笑

 

結局、長々と書いてしまいました。すみません。

 

それでは、皆さん

良いお年をお迎えください。

来年もよろしくお願い致します。

 

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それでは