butasan-ot’s diary

当事者と作業療法(OT)の視点で少しでもお役に立てることを届けていきます。

人との繋がりは財産

これは、完全に僕の主観の話。

 

僕は、作業療法士として今の職場で働いている。

同じ年に僕をふくめ、8人のセラピストが入職した。

 

作業療法士が2名

理学療法士が6名

 

のち、作業療法士の同期一人が体調等の面で退職し、7人で長らくやってきた。

 

同期といっても職種が違うから、

作業療法士としての悩み(アイデンティティークライシス)

はなかなか共有できない。

 

作業療法士あるあるで作業療法士作業療法とは何かと悩むのだ。

変な話しだwww

 

そんな時でも、職場の作業療法士の先輩には僕にとってのメンターがいなかった。

 

これはに関しては、外の作業療法士の方々に大分助けられたと思う。

特に、養成校の時の同級生二人には頭が挙がらない。

 

今でも、言い争うぐらい切磋琢磨してくれる素晴らしい同志なのだ、

 

じゃあ、同期ダメじゃん?

って思うけど、そーでもなかった。

 

同じ職場で奮闘する同世代

という共通の人たちであり、職場ならではの悩みや悲しみ、喜びを共有してくれる。

 

遅くまで残業したり←これ今思うと労務的管理的にはよくないwww

朝や夕方に勉強会をした

飲み会もした

旅行もした

年取って家族付き合いもした

愚痴も言った

お互いの直して欲しいところも言った

未来の話をした

 

まぁ、良いことも嫌なことも挙げればキリがないだろう。

 

彼があんなにやってるから負けられない

彼女は否定せず話を聞いてくれる

あの子はプライベートでも構ってくれるなぁ

 

弱みも強みもさらけ出せた。

 

だから、僕のようなヘッポコで不器用なやつでも、今こんな風に働けている。

 

別に他の人にとっては、同級生や同期じゃなくてもいいと思う。

あなたにとってメンターのような、心の支えになる人。

それが前に進むエネルギーになる。

 

それが僕にとっては同級生や同期だったのだという話し。

 

こんな人たちと繋がれたのは

・たまたま同じ時期、場所にいたこと

・本音で話せたこと

だと思う。

 

みなさんも、ぜひ

かけがえのない人という財産

を喜怒哀楽を繰り返しながら作ってください。

 

ありきたりの言葉ですが

人との繋がりは財産

なのです。

 


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※ちなみに、地元にも世話になっているヤツがいますが、それは割愛しますwww

 

それでは

第53回 日本作業療法学会 報告

さて、東海道新幹線縦断の車窓よりこのブログを書いております。

 

そう、台風15号の影響は凄まじかったのです。

 

人間は自然災害には敵いません。

情報をキャッチし、無理をしないことが大切だ。

 

では、本題に戻ります。

今回は、各内容がどーのこーのというよりも

感じた想いを書いていきます。

 

日本作業療法学会への演題発表は今回が初でした。

ただ、他の全国学会なども経験していたので、そこら辺は緊張しなかった。

 

でも、自分の使命について忘れていたのではないかと痛感した学会になったのは間違いない。

 

大体、4年目から学会発表をし始めてきた。

バカの僕でも、毎年2~3学会の発表をこなしていれば、最低形にはなってくるものだ。

いや、なってくれないと対象者さんや職場のスタッフに申し訳ない。

 

よし、今年は作業療法学会だ!

と、準備を進めて来た。

当日ポスターセッションで多いとは言えはしないがいろんな方々とインタラクションさせて貰えたし、少しはGiFTできたと思った。

 

それでも、もっと多くの方に届けられている方や素晴らしい発表をされている方々がいる。

 

学会長の東先生や教育講演の竹林先生が言っていたように

作業療法の10年後を創る

 

ということが、僕には弱いのだ。

 

これはエビデンスを構築していくということだけではなく、

社会(当事者やご家族、支援者など)にとって本当に解決して欲しいことなのか?

ここが、足りないのだ。 

 

まったく考えていない訳ではないが、

薄いのだ。

 

日々、この視点でいるならばきっとより挑戦的に、創造的に支援を出来ているはず。

 

OriHimeの開発者である、吉藤オリィさんも言っていたが、

現場に行く、ニーズを知る

ことの重要性を伝えていた。

 

だからこそ、あんなに人の心を揺さぶるモノを届けられると思う。

 

オリィさんはご自身の使命を分かっているとも言ってた。

そこに気付いた人のパワーは計り知れない

 

そう、自分本意な視点では誰も目にも停めないし、使いもしない。

 

だからこそ、僕たちは

利他の心

で、突き進んで行かなければいけない。

(自分と心と体は大事にしつつ)

 

そうすれば、社会を少しでも変えるきっかけを作るかも知れない。

 

そして、発表したものを論文化する。

しなければ、自己満足で終わる。

記憶には残っても

記録には残らない 

 

論文にすることで、より多くの方に届けられる

社会への影響は大きい

 

出来ることから、行動で示そう

・わからないことを相談してみる

・論文を検索してみる

・論文の内容を理解して実践してみる

・事例報告をする

・自分が解きたいことを考えてみる(クリニカルクエスチョンからリサーチクエスチョンへ。PICOやPECOに当てはめてみる)

・県学会にエントリーしてみる

・研究に協力参加してみる

 

など

まずは出来そうなところから。

やるorやらない

1or0

の差はデカイ。

 

 

この記事が

1mmでも、みなさんのターニングポイントになれば幸いです。


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それでは

視覚障がいに対する工夫~近くや遠くを見る~

僕は、

先天性白内障

という視覚障がいを持っている当事者です。

 

また、作業療法士という作業(生活行為)の専門家でもあります。

作業療法の支援方法に、困っていることをやりやすくするために

環境ややり方の工夫

があります。

 

そんな僕は、よく困ること

・書類の文字(漢字)が小さくて分かりにくい

・電車の時刻表・掲示板が見えない

など、があります。

 

今回はこの

近くのものや遠くのものを見えやすくする工夫

について、自己の経験を通してまとめてみました。

 

1、どんな時に困るのか?

先天性白内障は生まれつき眼の中の水晶体(レンズ)が濁ってしまう眼の病気です。

詳しくは

先天性白内障という当事者 - butasan-ot’s diary

を参照してみて下さい。

 

そんな僕がよく困ることは

・外出時の時の電車の料金表やホームの時刻表が見にくい

・会議や研修会などのスクリーンに映った画面が見えにくい

・パソコン作業が文字が小さく見えにくい(メールやWordなど)

・本や書類に書かれている文字が見えにくい

などなど、探せばキリがないです。

 

以前にメガネや老眼鏡、ルーペなども試しましたが

恐らく、僕の場合は単純に視力が低いだけでなく、

ピントや鮮明さが少ない感覚です。

 

写真でイメージすると、同じものを見ていても

特に視覚障がいがない方は

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こんな感じにくっきり見えていても

 

僕の場合は

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こんな感じに、

対象物が小さく見えるだけでなく、不鮮明で見えにくい感覚です。

 

ですので、単純にメガネや老眼鏡で大きくしてもあまり変わらない感じ。

 

どうしたもんかですwww

 

2、どんな工夫があるの?

ずっとこのままだと、生活や仕事に困るので

生活していく中で独自に対策を考えましたので、簡単にですがいくつか以下にまめました。

 

①近くのものを見る時

これは対しては、ルーペよりもスマートフォンのカメラ機能が有効でした。

 

大鏡アプリなどもあるのですが、静止画に出来ないのでカメラ機能の方が便利。

静止画の方がゆっくり見れますので。

見たいものをカメラで撮り、それをズームすることで見えにくいものが見える!!!

しかも最近のカメラは画質がきれいなのでとても助かります。

あと、画面を見る時に突起物がないので画面まで眼を近づけやすいのも好都合です。

 

②遠くのものを見る時 

学生のころは、周囲の友だちに聞けば解決できたのですが、社会人になると一人の時も発生します。

 

これも最近はスマートフォンのカメラ機能で遠くのものをズームしてみます。

それでも見えない場合は、そのズームした画像を保存し、更にズームすることで見えるようになります。

 

③パソコン画面の文字が見えない時

これはまた別の機会にまとめようと思いますが、簡単に

 

文字が見えにくい時は表示倍率を100%から150%などに変更する。

Wordなど入力時のポイント数を18ポイントに一時的に上げ、入力後に戻す。

などを行います。

それにより文字の太さなども太く鮮明になるため見やくなるのです。

 

ポイント数:10.5P

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ポイント数:18P

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*これは人によって見やすい倍率が異なるため、見えやすい設定を探してみて下さい。

 

また画面の明るさを上げることもはっきりと見やすくなることを助けてくれます。

 

いやぁ、今の時代、いろんなツールがあり助かります。

 

 

おわり

今回は、私の実体験をベースに近くのもの、遠くのものの見えにくさに対する工夫点をまとめてみました。

 

現代は、多くの身近にアルテクノロジー(アルテク)で、対応できることがあります。

これを上手に工夫することで、ハンディーがあってもやりたいことをする際に対処できます。

 

その他にも困っていることへの対応方法がありますので、また次の機会にまとめます。

 

ご覧いただいた方で、こんなのもありますということがあればぜひ、共有させて頂ければ幸いです。

 

 

それでは

One Noteでイラストを描く

この間、仕事でポスターやバッジなどを作製することがありました。

 

その時にオリジナルのイラストが必要で、

どうしたらいいか模索…

 

手描きのイラストを写メしてPDFするアプリもあるけど、

あまり鮮明ではないしなぁ

 

いろいろ調べていると

自分のパソコン(Surface Book)にOne noteというソフトがあり、なんと作製できました!!!

 

今回は、もしみなさんがイラスト作製することがあればと思い、簡単にOne Noteのご紹介を致します。

※専門的なイラストソフトもありますので、今回はあくまでも既存のソフトでのお話です。

 

1、One Noteとは?

One NoteはMicrosoftのアプリケーションで、気軽にメモを取れることがメリットです。

 

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特にタブレットPCなど、オプションのペンを使うことで、その能力をより発揮できます。

 

結構、ペンの筆圧や跳ねなどもしっかり再現してくれる。

 

 イラストだけでなく、会議や学会などちょっとしたときにすぐに開きメモが取れ、書き直しもできるので本来のノート・メモとしての使い方もバッチリ。

 

とても素晴らしいです。

 

 

2、イラストを描く

で、これを用いてイラストを描きます。

 

先に述べたように、もともとはメモを取ることに特価したソフトなので、

一気に色を塗りつぶすことはできません。

 

なんやねん、使えないやん。

と、思うかもしれませんが、ペンの太さを変更することで塗りつぶすことが出来ます。

 

それにより、周りの輪郭などを描き、中を塗ることで色を付けることができます。

 

輪郭などを描き

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太さなどを調整し色を塗ると

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イラストが違いますが

こんな感じにイラストが描けます。

 

個人的には、はやりsurface専用のペンがあると大分楽です。

 

ちなみに

描いたイラストがコピー&ペーストが可能で、ワードやパワーポイントなどに張り付けることも可能です。

ポスターやプレゼンテーション、資料などにも使えます。

 

まとめ

パソコンにもともとあるアプリケーションで結構作れます。

最初は慣れないかもですが、数をこなせばいろんなことができます。

いろんなことに応えられるかも?

 

ぜひ、みなさんもお持ちであればお試しくださいませ。

 

 

それでは